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延岡市にもある屋根材として人気のガルバリウム鋼板の特徴やメリット

屋根材の一つとして、最近人気が高まっているのかガルバリウム鋼板です。

さまざまなメリットがあると言われるガルバリウム鋼板ですが、そもそもどんな素材なのでしょうか。

メリットとデメリットを押さえておきましょう。

ガリバリウム鋼板とは

ガリバリウム鋼板とは、もともとはアメリカで作られた金属素材のことです。

スタイリッシュなデザインから、住宅の屋根材として日本でも広く普及しています。

ガルバリウムと言うと聞きなれない名前ですが、これは商品名であって、金属の名前ではありません。

アルミに亜鉛を混ぜて作った合金でメッキした鉄のことです。

JISの規格によると、ガルバリウム鋼板は55%がアルミで、残りが亜鉛とシリコンからなる鋼板のこととされています。

それ以前のトタンには、亜鉛メッキの鋼板が使用されていましたが、亜鉛にアルミを追加して強度を高めたのがガルバリウム鋼板です。

ガリバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板のメリットとして特筆されるのは、その高い耐久性でしょう。

屋根はいつも風雨にさらされますから、耐久性の高い素材を使用する必要があります。

その点、ガルバリウム鋼板なら、アルミに亜鉛を混ぜることで鉄の腐食を防止しており、さらに、アルミの持つ高い耐久性によって通常のトタン屋根の数倍の耐久性を持つようになりました。

耐用年数は30年近く、しっかりメンテナンスすれば40年以上にもなるとされています。

耐震性に高いこともガルバリウム鋼板のメリットです。

ガルバリウム鋼板はとても薄い金属で、厚さは1~3mm程度しかありません。

そのため、重量も瓦に比べて非常に軽量になり、瓦屋根のおよそ10分の1程度です。

屋根の重量が軽い方が、地震の時に家屋に加わる負担が軽くなるため、耐震性が高いと言うことができます。

もう一つ、耐熱性が優れているという特徴もガルバリウム鋼板にはあります。

耐熱性の高いアルミを多く含んでいるため、亜鉛をメッキした従来のトタンより高い耐熱性が期待できるでしょう。

このように、高い耐久性、耐震性、耐熱性というメリットがあるのに加えて、加工がしやすいというメリットもガルバリウム鋼板にはあります。

ガルバリウム鋼板とは、亜鉛とおもにアルミからなるメッキですが、非常に薄い層からなるメッキですので、比較的簡単に折り曲げることができます。

そのため、屋根の形状に合わせてさまざまに加工することが可能です。

したがって、住宅だけでなく、店舗や工場などさまざまな建築物の屋根材や外壁材として重宝されています。

ガルバリウム鋼板のデメリット

多くのメリットを持ち、屋根材として非常に優れた特徴を発揮するガルバリウム鋼板ですが、注意したいデメリットもいくつかあるので確認しておきましょう。

ガルバリウム鋼板のデメリットとしてまず挙げられるのが、断熱性の低さです。

ガルバリウム鋼板は薄い金属の板なので、瓦屋根やスレート屋根に比べると断熱性能は低いと言わざるを得ません。

したがって、ガルバリウム鋼板を屋根材として使用する際は、屋根裏や屋根材の下に断熱材を追加します。

そのために、通常の屋根より施工費用が高くなる傾向があることは気をつけておきたいところです。

耐熱性の低さと併せて、防音性の低さにも注意しなければなりません。

上述したように、ガルバリウム鋼板は薄い金属の板ですので、雨が当たった時にその振動がとても伝わりやすいという特徴があります。

瓦屋根ではほとんど気にならない雨音が、ガルバリウム鋼板ではかなり気になることもあるでしょう。

その場合は、防音材を加えるなどそれなりの対応しなければなりません。

そうなると当然施工費用が高くなりますので、この点も断熱性の低さと併せて気をつけたいところです。

もう一つ、アルカリ性に対する耐性が低いことにも注意しましょう。

ガルバリウム鋼板は耐久性は高いですが、唯一の弱点がアルカリ性です。

酸性雨はもちろん、木くずや枯葉などが長期間付着することによって、木材に含まれる酢酸の影響で変色することがあります。

自宅に背の高い植栽がある場合、屋根に落ち葉が溜まらないようにこまめな手入れが必要です。

通気性が今ひとつ良くないこともデメリットに数えられるでしょう。

断熱性の低さゆえ、ガルバリウム鋼板を設置する際は隙間なく敷き詰めることになります。

そのため、外に湿気が逃げにくくなり、結露しやすくなるのがデメリットです。

通気層を施工時に作ることが必須になるでしょう。

メリットのところで加工がしやすいことを挙げましたが、どんなデザインの屋根にも適しているわけではないことに注意しましょう。

真っ平らな勾配のない屋根がそうです。

このような屋根にガルバリウム鋼板を使うと、雨が流れ落ちずに屋根の上で水溜りになってしまいます。

浸水のリスクに注意です。

ガルバリウム鋼板にはデメリットもありますが、屋根材としてはメリットの方が大きいと言えるでしょう。

特に地震や自然災害が多い日本では、耐久性や耐震性の高さは建材選びで重視したいポイントです。

延岡市でガルバリウム鋼板を検討している方は、ぜひおかだペイントにお問い合わせください。

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